保険毎日新聞で田中会長が紹介されました。

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8月22日付けの、保険毎日新聞に鹿児島県代協会長である田中会長の紹介記事が掲載されました。

以下、掲載記事を転記させていただきます。

「桜島のようにどっしりと」

鹿児島のシンボルと言えば、誰もが桜島と答えるだろう。この桜島が大隅半島と陸続きになった大正噴火から来年110年を迎える。ほんの1世紀前に、そうした劇的な噴火が発生していたことに驚かさせるのだが、鹿児島地方気象台によれば桜島の噴火は日常的で、今年はまだ115回ほど。灰は降るが、比較的静かに眠っているようで住民の危機意識もそれほど高くない。

さて、前置きが長くなったが、その鹿児島で昨年から代協会長を務めているのが田中拓氏だ。田中氏は前職、社会福祉施設に勤務していた。車が好きだったことから自動車販売を手掛けようと退職。その準備に取り掛かっていた時に保険会社の研修生制度を知り、この業界に足を踏み入れた。当時、自動車販売と保険はセットだと思っていたことで決断したが、次第に保険の仕事に傾注するようになったという。

田中氏が代協で注力してきた試みは、保険会社と協力し合える体制の構築だ。特に、鹿児島県代協を含めた九州南ブロック4県では、現在、保険会社に代協との窓口となってくれる「代協担当者」を選任してもらう活動を進めている。いわば代協とのパイプ役づくりだ。

これまで、会員増強の方法の一つは、保険会社の支店長などに未加入代理店の紹介を依頼するケースが多かったが、これを日ごろ代理店と接する機会の多い社員に担当者になってもらい、定期的に代協の取り組みを情宣する場を設けたり、懇親会を開きコミュニケーションを深めることを考えている。こうしてきずなが深まれば、代協のめざす「仲間づくり」にも良い影響が出てくる。この取り組みの一環として、鹿児島県代協では今年の通常総会で初めて保険会社の代協担当者をオブザーバーとして迎え入れた。

昨今、代理店の統廃合で代理店数が減少、それに比例して代協の正会員数も減る傾向にある。そうした影響が各県代協の支部活動にも影響を与えている。会員数が少なくなれば、参加する人数も限られ支部運営も難しくなる。そうした傾向はどこの代協でも顕著に表れており、特に鹿児島県代協では2024年度から7支部を4支部に統合することが決まっている。支部の人数を確保し、活性化を図る目的だ。

代協会長2年目を迎えた田中氏。日ごろの趣味はバイクのソロツーリングや車でのドライブだという。もともと、自動車販売を手掛けようとしただけあって、エンジンの付いた乗り物での旅はお手のものだ。昨年はバイクで鹿児島から山口まで片道400㌔の旅に出た。これまで阿蘇山往復500㌔の旅も、陸路で行ける再西端の長崎県平戸の大バエ灯台へのツーリングも楽しんだことがある。

代協活動では組織の若返りが重要だと指摘する声も多い。鹿児島県代協では、今回、40代の田中氏が会長となったことで一気に若返りが進んでいる。柔軟な発想で導く新たな時代の代協活動へ。桜島のように威風堂々、何事にも動じず突き進んでいく姿を期待したい。

 

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